講演情報
[22a-B201-9]Sパラメータの周波数依存性を用いたトランジスタ動作時のGaN HEMTのトラップとRF特性の同時評価
〇(M1)津山 慎樹1、久樂 顕2、山口 裕太郎2、大石 敏之1、新庄 真太郎2、山中 宏治2 (1.佐賀大、2.三菱電機)
キーワード:
GaN,トラップ,ソースフィールドプレート
GaN HEMTのSパラメータを二端子対回路網で10Hzから3GHzの範囲で測定し、トラップとRF特性を同時に評価し、ソースフィールドプレートの効果について検討した。その結果、低周波領域ではSFPによりゲート電極端の電界が緩和された為、表面側トラップの応答が低減された。高周波領域ではSFPによりソース・ドレイン間容量が増加した為、電流利得が低下していた。更にデバイスシミュレーションを使いSFPの効果は高いVDSで顕著となることを確認した。