講演情報

[23p-A301-10]スパッタリングターゲットからの負イオン放出:Al添加ZnOとCuの比較

〇松田 良信1、早川 誠一1、金堀 洋輔1、大島 多美子1 (1.長崎大院工)

キーワード:

反射電界エネルギー分析器,負イオン,酸化亜鉛

圧力1Paの純Ar中のDCマグネトロン放電のターゲット浸食領域対向部で、基板入射負イオンのエネルギー分布関数(EDF)を磁化反射電界型エネルギー分析器(RFEA)を用いて測定した。Al添加ZnOターゲットではターゲット印加電圧に相当する高エネルギー成分が確認できるが、Cuターゲットでは高エネルギー成分が観測できない。これは、Al添加ZnOターゲットで得られた高エネルギー成分が酸素負イオンによるものであることを示す.