講演情報
[10a-N221-6]面内ヘテロ構造を有するInP系フォトニック結晶レーザーの高出力動作
〇小笠原 誠1,2、伊藤 友樹1,2、青木 健志1,2、藤井 康祐1、木村 峻1、澤田 祐甫1,2、吉永 弘幸1,2、藤原 直樹1,2、八木 英樹1、柳沢 昌輝1、吉田 昌宏2、井上 卓也2、メーナカ デゾイサ2、石崎 賢司2、野田 進2,3 (1.住友電工、2.京大院工、3.京大高等研究院)
キーワード:
フォトニック結晶レーザー、PCSEL、半導体レーザー
フォトニック結晶レーザー (PCSEL)は、活性層近傍に設けた2次元フォトニック結晶 (PC)における2次元共振を利用した面発光型の半導体レーザーであり、原理的に、高光出力・高ビーム品質なレーザー発振が可能である。我々はこの特長を活かして、光通信やセンシング用光源として通信波長帯(1.3 mm, 1.55 mm)のInP系PCSELを検討している。これまでに、1.3 mm帯のInP系PCSELにおいて、二重格子PC構造及び金属ミラー電極の採用により室温CW駆動における高光出力(400 mW)かつ単一モード動作を実証してきた。今回、面内ヘテロ構造をInP系PCSELに導入することにより、室温CW駆動において、700 mWの高光出力動作を実現したので、報告する。