講演情報
[10a-N302-10]極低温におけるバルクMOSFETのサブスレッショルド電流ばらつきの解析
〇水谷 朋子1、竹内 潔1、更屋 拓哉1、岡 博史2、森 貴洋2、小林 正治1、平本 俊郎1 (1.東大生研、2.産総研)
キーワード:
クライオCMOS、ばらつき、サブスレッショルド電流
65 nm技術で作製したバルクMOSFETのサブスレッショルド領域におけるばらつきを,300 Kおよび1.5 Kにおいて,トランジスタマトリックスアレイを用いて測定した.室温でのサブスレッショルド特性はサブスレッショルド・スロープ (SS) で評価される.しかしながら,極低温おける短チャネルMOSFETのId-Vg特性は,サブスレショルド領域でキンクやハンプなどが見られ,微分で定義されるSSでばらつきを評価することは困難である.本研究では,SSに代わる指標を定義し,バルクMOSFETのサブスレショルド電流ばらつきを解析した.