講演情報

[10a-N304-6]サブミクロンピラミッドテクスチャを用いたシリコンヘテロ接合セルの発電特性と機械強度の評価

〇佐藤 友哉1,2、池田 拓翔2、和田 裕之2、松井 卓矢1、齋 均1 (1.産総研、2.東京科学大)

キーワード:

シリコン太陽電池

単結晶シリコン(c-Si)太陽電池では、通例、異方性エッチングにより基板表面に大きさ数ミクロンのピラミッド状テクスチャを形成する。この技術は、優れた反射防止および光閉じ込め効果が得られるため、実用上必須となっているが、欠点もある。例えば、曲げ応力が加わった際、ピラミッドの谷部に応力が集中し強度の低下を招く。機械強度は、製造プロセスの歩留まりだけでなく、PV モジュールリサイクルにおける Si 基板の回収・再生を行う上でも重要である。ピラミッドサイズと機械強度の相関性は知られているが、詳細な報告は少ない。そこで本研究では、テクスチャのサイズを変化させて基板の機械強度と発電特性への影響を評価した。