講演情報

[10a-N403-10]ナノ材料のマルチスケール観察に向けたXAS/SAXS同時観察法の開発

〇白澤 徹郎1、フォグリ ヴォルフガング2、荒川 悦雄2 (1.産総研、2.東京学芸大)

キーワード:

X線吸収分光、小角X線散乱、マルチスケール観察

本研究では、エネルギー分散型XASに用いられる波長分散集光X線と二次元検出器を活用し、XASおよびSAXSデータを0.1秒で同時取得可能な方法を開発した。Pt系触媒ナノ粒子に対して原子スケールおよびナノスケールの構造情報を0.1秒で取得できることを実証した。これは従来の交互測定法より約100倍高速である。今後、マルチスケール・オペランド観察に有効な手段として利用展開が期待される。