講演情報
[10a-P01-14]周期Alナノ構造を用いた表面増強ラマン散乱素子における誘電体カバー層検討
〇住山 文香1、渡辺 果歩1、伊藤 嘉高1、原田 光明1 (1.セイコーエプソン㈱)
キーワード:
ラマン分光、SERS、プラズモニクス
本研究は、周期金属ナノ構造と誘電体カバー層からなるSERS基板における増強場を利用し、表面増強ラマン分光の定量性、再現性、耐久性の課題を克服した微量物質センシング方法を得ることを目的としている。先の報告で周期Al構造とAl2O3カバー層からなるSERS基板を作製し、ラマン分光実験で信号増強を確認した。さらなる信号増強にむけて、誘電体カバー層の材料検討、表面凹凸・空隙対策を行った。