講演情報

[10a-P03-4]有機電気化学トランジスタを用いた有機半導体の構造異性体の電荷状態のESR研究

〇宗宮 若葉1、何 文皓1、下位 幸弘1,2、丸本 一弘1,2,3 (1.筑波大院数物、2.筑波大量子スピン研、3.筑波大エネ物質科学セ)

キーワード:

有機半導体、電子スピン共鳴法

これまで、有機半導体の分子構造と物性の相関は重要な課題として研究されてきた。本研究では、有機半導体の構造異性体を用いた有機トランジスタに対し、デバイス駆動中の電子スピン共鳴(ESR)測定、いわゆるオペランドESR計測法を適用した。この手法により、有機半導体薄膜中の電荷の挙動を微視的に観測可能である。本研究では、2種の構造異性体が、デバイス中の電荷注入量やその分布などのミクロ的な物性に与える影響を明らかにする。