講演情報
[10a-S201-4]マルチカチオンペロブスカイト太陽電池の正孔輸送の影響評価
〇(M1C)柏木 宏太1、加藤 慎也1 (1.名工大院工)
キーワード:
ペロプスカイト太陽電池
本研究では、次世代太陽電池として注目されるマルチカチオンペロブスカイト太陽電池の高性能化を目指し、正孔輸送層に用いるPEDOT:PSSの組成比が太陽電池特性に与える影響を評価した 。複数のPEDOT:PSS組成比とスピンコート回転数で作製したデバイスを比較し、PSS割合の増加や回転数の減少で開放電圧が向上することが判明した。これはPEDOT:PSSの仕事関数とペロブスカイトのHOMO準位のマッチング、および膜厚減少による電荷輸送効率向上に起因する。