講演情報

[10p-N305-7]開放型マイクロ流路を利用した細胞の急速凍結

〇田辺 よしの1、辻 康介1、國本 拓実1、山中 真仁1、藤田 克昌1,2 (1.阪大工、2.阪大OTRI)

キーワード:

マイクロ流路、クライオ光学顕微鏡、急速凍結

我々が開発した「時間決定型クライオ光学顕微鏡」は、生細胞をミリ秒単位の時間精度で急速凍結し、光学顕微鏡下で観察できる技術である。細胞の形態、生体分子の分布や化学状態、イオン濃度を自然に近い状態で観察可能であり、時空間情報を把握した凍結細胞の解析が可能である。この技術において、十分な凍結条件には試料中の緩衝液量の制御が重要であり、本研究では開放型マイクロ流路を利用した液量制御技術を提案し、評価した。