講演情報
[10p-N406-7]円柱圧子押込試験における片当たり補正方法の開発
〇齋藤 彩有花1、森 湧真1 (1.三菱電機)
キーワード:
インデンテーション、円柱圧子、片当たり
円柱圧子を用いたインデンテーションは,粘弾性を有する樹脂材料に有効な機械特性評価方法である。しかし,圧子底面に対し試料表面が完全に平行とならないため,押込開始直後は圧子の縁部のみが試料に接触する片当たりが発生する。片当たりによって力学的な軸対称性が失われると,押込直後の荷重-変位線から算出されるヤング率をはじめ,機械特性を正しく評価することができない。講演では,正しい機械特性を取得可能とする片当たり補正方法の開発について報告する。