講演情報

[7a-N103-6]陽子線治療ビームモニタリングのための新たなコンプトンカメラ技術の検討

〇(D)溝口 孝大1、村石 浩1、榎本 良治1、片桐 秀明2、加賀谷 美佳3、渡辺 宝1、塚本 ひかり1,4、大久保 幸祐1、本多 良太郎5、庄子 正剛5、田中 真伸5、加納 大輔6、渡邉 祐介1、石山 博條7 (1.北里大院医、2.茨大理、3.仙台高専、4.東海大病院、5.KEK IPNS、6.国がん東病院、7.北里大病院)

キーワード:

コンプトンカメラ、多重コンプトン散乱、陽子線治療

がん治療ツールの 1 つである陽子線治療は, ビームの飛程終端で形成されるブラッグピー クにより, 腫瘍に大きな線量を投与できる. しかし, 照射ヘッド内の電離箱線量計では飛程変化の検出は困難である. 我々は, 飛程終端にて生体原子との核反応で発生する4.4 MeV 即発ガンマ線を高感度に検出するため, 多重コンプトン散乱事象も扱う新たなコンプトンカメラ技術を提案する. 提案技術の検証結果やシステムの開発状況について報告する.