講演情報

[7a-N106-1]セルフブラウンラチェット機構としての光駆動自己粘性泳動

〇(PC)中山 牧水1、廣瀬 了哉1、高木 悠丞2、市川 正敏1、谷 茉莉1、川又 生吹1、山本 詠士2、角五 彰1 (1.京大院理、2.慶大院理工)

キーワード:

アクティブマター、光熱効果、温度応答性ポリマー

熱揺らぎを活用することでマイクロスケールの輸送が達成され、この代表的な機構としてブラウンラチェットが知られている。本研究では、拡散係数の非対称性に起因する新たな自己駆動様式「自己粘性泳動」を提案し、「セルフブラウンラチェット」の概念実現を目指す。温度応答性溶液中でヤヌス粒子をレーザ加熱し、極性や運動次元が切り替わる自己駆動運動を実現し、またシミュレーションモデルを構築し、運動創発の理解を試みた。