講演情報

[7a-N202-2]TiO3F3八面体の回転に起因した酸フッ化物Bi2TiO4F2の反強誘電特性

〇片山 司1、近松 彰2、平山 元昭3 (1.北大電子研、2.お茶大、3.理研)

キーワード:

強誘電体、酸フッ化物、複合アニオン

反強誘電体は、電場印加により常誘電状態から強誘電状態へと構造相転移を示す機能性材料であり、高エネルギー密度蓄積や熱伝導率の急峻な変化を利用した応用が期待されている。反強誘電の起源は金属カチオンの変位に基づいており、これまでの研究では主に酸化物における金属カチオンの置換や結晶構造の変調が主であった。今回、酸フッ化物系において初となる反強誘電体をBi2TiO4F2において発見したので報告する。