講演情報

[7a-N304-5]アルミニウムとアクセプター分子との相互作用を利用した高仕事関数電極の開発

〇田附 冬帆1、大原 正裕2、岡田 壮史3、新井 信道3、石井 久夫1,4,5、深川 弘彦1,4,5 (1.千葉大融合理工、2.信州大工、3.東ソー株式会社、4.千葉大先進、5.千葉大MCRC)

キーワード:

有機半導体、高仕事関数電極、有機発光ダイオード

発光・発電デバイスに用いられる有機半導体やペロブスカイト材料のHOMOに整合する高仕事関数電極の開発は、デバイス性能の向上に不可欠である。本研究では、7種のアクセプター分子をITOおよびITO/Al基板上に成膜し、膜厚依存の仕事関数変化を系統的に評価した。その結果、一部の分子ではAl上に成膜した場合において、仕事関数の顕著な増加が確認され、デバイスの高仕事関数電極として応用できる可能性を見出した。