講演情報

[7a-N306-3]生体試料の高感度蛍光計測のための二次元アレイ型プラズモニックチップの調製

清水 淳史1、〇名和 靖矩1、重藤 元2、山村 昌平2、田和 圭子1 (1.関西学院大 院理工、2.産総研 健康医工学)

キーワード:

倒立落射蛍光顕微鏡、増強蛍光、プラズモニックチップ

特定の生体分子を標識する蛍光顕微鏡法は生体機能の可視化に有用である。我々は顕微鏡下で格子結合型表面プラズモン共鳴が利用可能なプラズモニックチップを開発し、腫瘍マーカーや細胞の高感度蛍光観察を実現してきた。本研究では倒立顕微鏡に対応可能な、光透過性を備えたディープホールアレイ型構造のチップを新たに調製した。粒径0.2 µmの蛍光粒子を高い信号対雑音比で観察でき、従来構造と比較して蛍光強度は約64倍に向上した。