講演情報
[7a-N307-3]分子間CH-π相互作用阻害に基づく有機単結晶レーザーの高機能化
〇松尾 匠1,2、林 正太郎1,2,3 (1.高知工大理工、2.高知工大総合研究所、3.JST創発)
キーワード:
結晶工学、有機単結晶レーザー、プロセス性
π共役系化合物から成る有機固体レーザーは溶媒プロセス性・化学構造デザインによる容易な波長チューニング性を持った高輝度光源として期待される。有機固体レーザーは高い溶媒プロセス性と高い発光性の両方を併せ持つ材料が好ましいが、それらを同時に満たすデザイン法はない。本研究では、従来の分子デザインのみならず、分子間でのCH-π相互作用を抑制するという結晶工学の観点から、有機単結晶レーザーとなる分子の溶解性と発光性を向上させることが可能であることを示した。