講演情報
[7a-P05-49]有機ポリマー被覆を介した二次元半導体の構造的変調の検討
〇(M2)直井 涼一郎1、桐谷 乃輔1 (1.東大院総合)
キーワード:
TMDC、構造相転移、有機ポリマー
トポロジカル相(1T’相)の遷移金属ダイカルコゲナイドは、量子スピンホール効果の発現が報告され、量子物性やデバイス応用の観点から注目を集めている。我々は、O3処理と有機ポリマー(poly-L-lysine: PLL)被覆を組み合わせた簡便かつスケーラブルな手法によってMoS2の1T’相への相転移を実証している。しかしながら、より低エネルギーで1T’相が安定化するMoSe2やWSe2では未実証である。そこで本研究では、O3処理とPLL被覆手法を基に、高強度レーザー照射などの外部刺激を導入することで、MoSe2での2H相からの構造変化について検証をおこなったので報告をする。