講演情報
[7p-N201-9]鉛リラクサ系配向性圧電セラミックスの圧電特性の温度依存性
〇真岩 宏司1、山下 洋八1,2 (1.湘南工大工、2.ノースカロライナ州立大)
キーワード:
配向性セラミックス、圧電特性、温度特性
本研究では、配向圧電セラミックスを異なる切断方向で切断して試料を作製し、その特性を評価し、その結果を報告した。
米国QorTek社製の配向セラミックスTX101から、配向面に対して水平方向と垂直方向に切り出した試料を評価した。水平面は(100)面に強く配向している。また、走査型電子顕微鏡観察により、断面において5~30μmの結晶粒が水平方向に配列していることが観察された。水平試料は誘電率が小さくなる傾向がある。圧電定数d33は、水平サンプルで803 pC/N、垂直サンプルで565 pC/Nとこれまでに得られています。圧電特性の温度依存性は、自動温度制御下でインピーダンス、静電容量、誘電損失を測定することで決定しました。本配向セラミックスは192℃まで圧電特性を示しました。
米国QorTek社製の配向セラミックスTX101から、配向面に対して水平方向と垂直方向に切り出した試料を評価した。水平面は(100)面に強く配向している。また、走査型電子顕微鏡観察により、断面において5~30μmの結晶粒が水平方向に配列していることが観察された。水平試料は誘電率が小さくなる傾向がある。圧電定数d33は、水平サンプルで803 pC/N、垂直サンプルで565 pC/Nとこれまでに得られています。圧電特性の温度依存性は、自動温度制御下でインピーダンス、静電容量、誘電損失を測定することで決定しました。本配向セラミックスは192℃まで圧電特性を示しました。