講演情報
[7p-N206-3]ホウ素, リン同時ドープシリコンナノ結晶によるリチウムイオン電池負極の形成(II)
:充放電特性のドーピング濃度依存性
〇是方 佑斗1、杉本 泰1、藤井 稔1 (1.神戸大院工)
キーワード:
リチウムイオン電池、シリコンナノ粒子、電極材料
シリコンは高い理論容量と低い動作電位からリチウムイオン電池負極材料として注目されるが、体積変化による構造破壊が容量安定性を低下させる。我々は、直径10 nm以下のシリコンナノ結晶にホウ素とリンを高濃度ドーピングし表面を安定化させ、充放電特性を向上させた。本研究は高容量と高安定性の両立を目的として、シリコン系ナノ粒子のホウ素とリンのドーピング濃度と充放電特性や構造安定性との関係について報告する。