講演情報

[7p-N323-11]プラズマ照射腐植土を用いたサトウキビの生育促進効果の再現性の検討

〇奥村 賢直1、中尾 匠1、小野 元気1、アタリ パンカジ1、山下 大輔1、鎌滝 晋礼1、板垣 奈穂1、古閑 一憲1、白谷 正治1 (1.九大シス情)

キーワード:

プラズマ農業

化石燃料に依存しない肥料の開発は、持続可能な食料生産の観点から重要である。現在、窒素肥料は主にエネルギー消費とCO₂排出の大きいハーバー・ボッシュ法で製造されている。本研究では、代替手段として、プラズマ処理により活性化した腐葉土(プラズマ活性腐葉土)の効果を、沖縄県八重山地域でサトウキビを用いて圃場レベルで複数耕作期間にわたり検証した。第1耕作期では、栽培初期は差がなかったものの、519日後にはプラズマ処理区で草丈が約8.5%高くなるなど、成長促進効果が確認された(p=0.008)。同様の傾向は第2耕作期でも再現され、プラズマ活性腐葉土が持続的に植物の成長を促進する可能性が示された。