講演情報

[7p-N323-6]マイクロプラズマ処理による細胞死メカニズムの検討:ROSによるストレス蓄積と注入エネルギーの非線形閾値応答

〇廣畠 大輝1、田中 蒼大1、本村 英樹1、池田 善久1、神野 雅文1 (1.愛媛大工)

キーワード:

プラズマ遺伝子導入、プラズマ医療、プラズマ

本研究では、放電プラズマによる培養細胞死の機構を電気的モデルと活性酸素種(ROS)の観点から検討した。等価回路と二段階閾値モデルによる解析から、電極直下では電流によるエネルギー注入が細胞死を誘導する可能性が示された。また、周辺部ではROSと細胞の衝突回数が死滅率と相関し、ROSの影響が支配的であると示唆された。本研究により、プラズマ処理による細胞死のメカニズムが、電極直下と周辺部で異なることが明らかとなった。