講演情報
[7p-N323-8]プラズマ誘導性のNADPHオキシダーゼ依存ROS生成が植物細胞への分子導入に与える効果
〇池田 善久1、福田 起大1、木戸 祐吾2、神野 雅文1 (1.愛大院理工、2.パール工業)
キーワード:
プラズマ分子導入、タバコカルス、NADPHオキシダーゼ
近年、ゲノム編集技術の発展に伴い、育種のために植物細胞への高効率かつ非侵襲的な分子導入手法の開発が求められている。我々は、マイクロプラズマ処理が植物細胞において細胞壁の物理的導入経路の形成および細胞膜のエンドサイトーシスの誘導を通じてカルスや種子、花粉への分子導入可能であることを報告している[1]。本研究では、プラズマ刺激により誘導されるNADPHオキシダーゼ活性化に着目し、それに伴う活性酸素種(ROS)の生成が分子導入に関与していることが明らかになったので、報告する。