講演情報

[7p-N405-4]有限要素法を用いたイオン交換ガラス及び埋没結晶の応力場シミュレーション

安達 海渡1、〇寺門 信明1,2、藤原 巧1,3 (1.東北大院工、2.現)京大院工、3.現)東北能開大)

キーワード:

化学強化ガラス、強誘電体

Na →K のようなイオンの巨大化を伴うイオン交換処理をガラスに施すと,1 GPa にも達する圧縮応力がガラス表面に出現する.我々は,この応力場をガラスの強化ではなく埋没結晶の応力誘起物性制御に利用することを 提案した.本研究では顕微ラマン分光によ って BaTiO3の埋没形態を明らかにするとともに,有限要素法を用いてイオン交換過程とガラス及び埋没 BaTiO3周囲及び内部の応力発現をシミュレーションし,転移温度向上との関係を調査した.