講演情報
[7p-P03-27]多元素添加白金アモルファス薄膜の構造安定性とスピンホール効果
〇(M1)溝田 壮生1、今井 滉基1、本坊 太一1、モハン ジョン レックス1、堀部 陽一1、石丸 学1、浅田 裕法2、福間 康裕1 (1.九州工大、2.山口大)
キーワード:
スピンホール効果、アモルファス薄膜、構造変化
本研究では、N₂およびCuを共添加したPt薄膜にリンイオンを注入し、スピンホール効果および構造安定性を評価した。XRD測定により、イオン注入後に薄膜がアモルファス化し、400℃での熱処理によりPtP₂相が形成されることが確認された。N₂の流量比を20%にした場合、PtP₂相の結晶粒成長が抑制された。PtP₂の析出により抵抗率は増加し、400℃アニーリング後に実施したST-FMR測定の結果、スピンホール角θₛₕₑは最大で0.38に達した。