講演情報
[7p-P04-32]ポラリトン状態を利用したキラルペロブスカイトにおける円偏光発光の掌性制御
〇(M1)村中 俊介1、岡田 大地1、権 正行2、田中 一生2、Liu Shangpu3、Deschler Felix3、山下 兼一1 (1.京都工芸繊維大工、2.京都大工、3.Univ. Heidelberg)
キーワード:
キラルペロブスカイト、ポラリトン、円偏光発光
ポラリトンはスピン情報の新たな担体として注目されている中、我々はキラル2次元ペロブスカイトを用いて、外部磁場を用いずに円偏光ポラリトンの掌性を制御する手法を提案する。共振器長という簡便なパラメータを調整することで励起子と光子の混成度を変化させ、円偏光の向きを反転させることに成功した。得られた非対称性係数の変化は、キラル半導体を用いたポラリトンスピン制御の可能性を示す有望な結果である。