講演情報

[7p-P08-23]新規有機配位子H4TBACPAを含むZn-MOFの吸着特性評価

〇鎌田 美穂1、横倉 聖也1,2、和泉 廣樹1,2、島田 敏宏1,2 (1.北大院総化、2.北大院工)

キーワード:

MOF、近赤外吸収、多孔質材料

Metal Organic Frameworks (MOFs)とは金属イオンと有機配位子の錯体から成る多孔質材料である。本研究では狭いHOMO-LUMOギャップを持つ有機配位子を利用して、広い光学吸収域を有するMOFの構築を目指している。我々は有機半導体材料分子であるTPCPA にカルボキシル基を付加した新規の有機配位子H4TBACPAと、種々の金属イオンを用いてMOFを合成し、Bi-, Ni-, Zn-MOF の三種類のMOF単結晶を作製し、第85回応物秋季学術講演会ではそれらの結晶構造とバンドギャップエネルギーについて報告した。本発表では、MOFやH4TBACPAに対する理論計算やZn-MOFの吸着測定を行った結果から、これらの基礎物性について報告する。