講演情報
[8a-N107-7][分科内招待講演] 原子核時計実現に向けたトリウム229添加CaF2結晶のレーザー分光
〇高取 沙悠理1、Beeks Kjeld2、管 明1、平木 貴宏1、Kazakov Georgy2、Leitner Adrian2、Morawetz Ira2、増田 孝彦1、大懸 遼一郎1、岡井 晃一1、Riebner Thomas2、笹尾 登1、Schaden Fabian2、Schneider Felix2、Schumm Thorsten2、清水 航太朗1、Sikorsky Tomas2、Toscani de Col Luca2、吉見 彰洋1、吉村 浩司1 (1.岡山大基礎研、2.ウィーン工科大)
キーワード:
トリウム229、原子核時計
トリウム229(229Th)は約8.4eVの極低の第一励起準位を持つレーザー励起可能な原子核であり、原子核時計としての応用が期待される。本研究では、Xeガス中の四光波混合を用いた真空紫外パルスレーザーの開発を行い、229Th:CaF2結晶を標的に用いたレーザー分光実験を行っている。本講演では開発したレーザーおよび検出器システムの概要とともに229Thのレーザー分光実験の進捗状況について報告する。