講演情報
[8a-N306-6]積層構造の崩れに伴うDNA単一分子の電気伝導性変化
〇大倉 陽也1、西野 智昭1 (1.科学大理)
キーワード:
単分子、生体分子、走査型トンネル顕微鏡
近年、さらなる半導体の性能向上を目指し分子エレクトロニクスが着目されている。二重鎖DNAは塩基の積層構造を介した優れた電気伝導特性で知られ、電子素子応用が期待される一方、積層構造の崩れが伝導性に及ぼす影響は十分に検討されていない。そこで本研究は積層構造と電気伝導性との関係の解明を目的とした。DNA単一分子の電気伝導計測により、末端塩基対の解離が伝導性に対し大きな影響を及ぼすことを明らかにした。