講演情報
[8a-N402-3]量子通信における一光子干渉に向けた位相安定化手法の開発
〇(D)杉山 陽平1、小澤 亮斗1、堀切 智之1,2、赤松 大輔1、洪 鋒雷1,2 (1.横浜国大理工、2.横浜国大IMS)
キーワード:
ファイバー干渉計、量子通信、位相安定化
一光子干渉は、量子鍵配送や量子もつれ共有等の長距離量子通信に必要なベル測定手法である。一光子干渉の可視度は光子の位相変動に影響を受けるため、光子を伝搬するファイバーのファイバー長変動とレーザーの周波数ノイズを安定化する必要がある。本研究では、新しいファイバー長制御手法「Triple-band stabilization」、レーザー安定化手法「SHG-SFG stabilization」を提案・実証することで、簡易的で位相変動の小さい位相安定化手法を構築することに成功した。