講演情報

[8a-N402-4]デュアルピッチPPLN導波路を用いた光格子時計ネットワーク用シングルブランチ構成によるfceofbeat同時検出

〇日達 研一1、今井 弘光1、西山 公太1,2、中川 真由莉2、赤塚 友哉1、眞田 治樹1、小栗 克弥1 (1.NTT 物性研、2.NTT NS研)

キーワード:

光コム、光格子時計、PPLN

光格子時計レーザーの周波数を通信波長帯へ高安定に変換する手法として、デュアルピッチPPLN導波路を用いたシングルブランチ構成を提案・実証した。CEO周波数および698 nmレーザーとのビート信号を同一ブランチで検出し、構成の簡素化と分岐間ノイズの解消を実現した。実験では、周波数安定化に十分なSN比のfceoおよびfbeatを得た。1397 nmレーザーを介さずに高精度な周波数変換が可能であり、光格子時計ネットワークの堅牢化に貢献すると期待される。