講演情報
[8a-N404-1]SmFeAsO多結晶バルク体に対する新規H/F置換手法の開発
〇冨岡 隼也1、櫻井 謙真1、霜山 郁弥3、畑野 敬史1、山本 明保3、生田 博志1,2 (1.名大工、2.名大RCCME、3.東京農工大工)
キーワード:
鉄系超伝導体
LnFeAsO (Ln = Nd, Sm) はOサイトの一部をHもしくはFで置換することで鉄系超伝導体の中でも最高のTc = 56 Kを示す。しかしながら、原料のH/F化合物の反応性が高く、LnOFやFeAs などの不純物が容易に形成されてしまう。一方、薄膜においてはLnFeAsO単相薄膜を成長後、CaH2と共に熱処理することで、トポタクティック反応によってLnFeAs(O,H)薄膜を得ることができる。そこでこの手法をバルク体に適用することで、SmFeAs(O,H/F)バルク体を作製することを目指して実験を実施した。