講演情報

[8a-P02-2]戻り光を持つ利得変調半導体レーザーを光源とするTHz時間領域分光法におけるランジュバンノイズの影響

〇楠 海侑1、高山 慧士1、和田 健司2、松山 哲也1、村井 俊介1、岡本 晃一1、桒島 史欣3 (1.阪公大工、2.阪公大研究推進、3.追大理工)

キーワード:

テラヘルツ波、テラヘルツ時間領域分光法、半導体レーザー

我々は,THz-TDSの光源にMMLDを用いることにより,比較的高感度,広帯域なTHz-TDS出力が得られることを示してきた.今回は,MMLD内で発生するランジュバンノイズ(LN)がTHz-TDS出力に及ぼす影響について,数値的に調べた.その結果、戻り光量の増加に伴い,LN考慮ありの方がLN考慮なしの場合に比べて,THz-TDS出力エネルギーの増加割合が大きくなった.LNは時間ジッターを抑制することにより,THz-TDS出力エネルギーの増大に寄与することがわかった.