講演情報

[8a-S202-6]自発配向分極が有機太陽電池特性に与える影響の解明

〇京極 晴太1、地引 遥人1、大原 正裕2、大野 拓3、清水 貴央3、岡田 壮史4、新井 信道4、石井 久夫1,5,6、深川 弘彦5,6 (1.千葉大融合理工、2.信州大工、3.NHK技研、4.東ソー株式会社、5.千葉大先進、6.千葉大MCRC)

キーワード:

有機太陽電池、変位電流評価法、自発配向分極

有機太陽電池の性能向上には、有機層界面での励起子・電荷の挙動を理解することが重要である。本研究では、類似な分子構造でありながら、蒸着時、有機層内に異なる電位勾配を示すアクセプター分子を用いることで、有機界面の分極電荷と発電特性の相関を評価した。その結果、負の分極電荷に起因する有機界面での蓄積電荷が発電特性を悪化させていることが確認できた。当日は、この現象のメカニズムについてより詳細に議論する。