講演情報

[8p-N103-6]ペロブスカイト型サーモフォトニクス発電の理論解析:低グレード排熱回収への応用に向けて

〇櫻井 篤1 (1.新潟大工)

キーワード:

サーモフォトニクス発電、ペロブスカイト半導体、低温排熱回収

産業分野では200℃以下の排熱が大量に発生しているが、多くが未利用である。本研究では、低温排熱の電力回収を目的とし、ペロブスカイト半導体を用いたサーモフォトニクス発電(TPX)システムの理論解析を行った。非平衡ふく射を活用し、遠方場でも動作可能な点が従来のTPVとは異なる。揺動電磁気学に基づき光エネルギーの伝達を解析し、多層構造の最適化により、発電効率がカルノー効率の80%以上となることを示した。