講演情報

[8p-N302-19]第一原理拡散モンテカルロ法によるNiPd(CN)4の磁気・構造相転移解析

〇(M2)藤丸 竜之介1、岩井 優大2、大谷 亮2、市場 友宏1、本郷 研太3、前園 涼4 (1.北陸先端大、2.九州大学、3.北陸先端大情報、4.東京科学大)

キーワード:

第一原理計算、スピンクロスオーバー

四配位金属シアニドNiPd(CN)4は、d8電子配置を有するNi(II)中心が昇温により平面型から歪んだ四面体型へと構造変化し、低スピンから高スピン状態へ転移することが実験的に示唆されている。本研究では量子モンテカルロ法により歪んだ四面体型構造の平面型構造に対する相対安定性を評価し、上述の仮説を支持する結果を得た。当日は電子状態の違いや密度汎関数法との比較についても議論する。