講演情報
[8p-N307-13]微細空間領域における円盤状液晶分子の配向と秩序の評価
〇(D)鈴木 一世1、飯野 裕明1 (1.東京科学大未来研)
キーワード:
液晶性有機半導体、ラマン分光、過渡光電流測定
円盤状液晶分子H5Tのマイクロピラー界面における分子配向秩序性と電荷輸送特性の関係を、顕微ラマン分光及びTOF (time of flight)法により評価した。サンプルは片側の基板にピラーを形成した液晶セル構造で作製した。顕微ラマンマッピング測定からピラー近傍での分子配向の乱れが示唆された。またTOF測定では、トランジット後のテールの傾きから、配向の乱れがトラップとして機能し一部のキャリアが遅れて対向電極に到達したと考えられた。