講演情報

[8p-N404-16]二次元自己集合化能を有するイオン性分子三脚を用いた鉄セレンとの挿入複合体形成と超伝導特性

〇吉江 遼大1,2、森 啓太2,3、片瀬 貴義2,3、庄子 良晃1,2,4、福島 孝典1,2,4 (1.科学大総合研究院化生研、2.科学大物質理工、3.科学大総合研究院元素MDXセ、4.科学大総合研究院ASMat)

キーワード:

鉄系超伝導体、挿入複合体、三脚型トリプチセン

鉄系超伝導体であるFeSeの層間に有機分子が挿入した複合体は、その層間距離とTcに正の相関があることが知られている。一方、FeSeの層間で挿入分子の配向・配列を高度に制御した例はない。本研究では、FeSeの超伝導特性における構造–物性相関を明らかにすることを目的に、高秩序な二次元集合構造を形成するプロペラ型分子とFeSeとの挿入複合化を検討し、構造および超伝導特性について調査した。