講演情報

[8p-N404-3]第一原理計算に基づく薄膜La3Ni2O7における常圧超伝導に対する理論的解析

〇牛尾 賢生1、神山 周2、星 佑人1、水野 竜太2、越智 正之2、黒木 和彦2、榊原 寛史1,3 (1.鳥取大工、2.阪大理、3.鳥取大AMES)

キーワード:

超伝導、物性物理

常圧下で超伝導が実現した薄膜のLa3Ni2O7に対し、第一原理計算を利用して基板ごとの結晶構造を決定し、第一原理バンド計算と多体モデル計算の組み合わせを用いて理論的解析を行った。結果としてd3z2-r2軌道の電子数とTcの間の強い相関性が確認され、s±波超伝導の可能性が示された。当日はフェルミ面をARPES実験の結果との比較し、観測された結晶構造と理論計算での結晶構造の違いが生む効果を議論する。