講演情報

[8p-N405-12]第一原理計算によるTiO2誘電体薄膜ミラーの高強度レーザー反射シミュレーション

〇(M1)島岡 幸生1、近藤 裕佑2、柴田 一範3、植本 光治1 (1.神戸大工、2.大阪産業技術研、3.大阪大レーザー研)

キーワード:

時間依存密度汎関数理論、誘電体

高強度レーザーは医療や核融合など多岐にわたり活用され、それに耐える高反射率・低損失の誘電体多層膜ミラーが不可欠である。本研究では、第一原理計算のTDDFTを用いてTiO₂結晶に対する励起エネルギー変化特性と薄膜の反射特性を解析した。励起エネルギーが解離エネルギーに達する強度で損傷が起こることを予測した。さらに反射率・透過率を計算し、反射率低下と吸収率増大を確認した。本成果は多層膜ミラー設計への新たな指針となる。