講演情報

[9a-P04-5]直接観測に基づく強弾性ドメイン壁のピニングと分極反転機構の解明

〇(D)宮本 樹1、井上 悟1、原田 潤2、長谷川 達生1 (1.東大院工、2.北大院理)

キーワード:

分子性強誘電体、光学顕微鏡、強弾性ドメイン壁

強誘電体におけるドメイン壁の電場応答は分極反転や誘電・圧電等の諸特性に大きく影響する。しかし、このうち薄膜における強弾性ドメイン壁の運動を直接観測することは従来困難であった。我々は分子配向秩序による多軸分極を示す柔粘性/強誘電性分子結晶に注目し、偏光顕微鏡像の電場変調によって強弾性ドメイン壁の変位観測を可能とした。今回、その電場応答を系統的に解析し、ピニングや分極反転の機構を調べた。