講演情報

[9a-S301-1]データベース中で外挿領域周辺の物性値を有する材料の設計:勾配ベース手法の強みと拡散生成モデルの限界

〇藤井 亮宏1、牛久 祥孝2、清水 康司3、Lu Anh Khoa Augustin1,4,3、渡邉 聡1 (1.東京大工、2.OMRON SINIC X Corp.、3.産総研、4.物材機構)

キーワード:

マテリアルデザイン、逆問題、外挿

材料開発が難しくデータベース上で希少もしくは存在しない外挿領域に近い物性(高い超伝導転移温度など)をもつ材料の探索は重要である。深層生成モデルは頻出特性に偏る傾向があり、データセット上で稀な物性には不向きである。本研究では、物性予測モデルとその勾配を用いて直接構造を最適化する手法により外挿装領域周辺の物性を発現する材料の設計を試みた。従来の生成モデルを上回る成功率を示し、この手法が生成モデルの代替となる可能性を示した。