講演情報
[9p-N204-12]水溶液中の匂い分子の高感度検出に向けた長距離表面プラズモン共鳴センサの設計と評価
〇望月 勇佑1、蓮見 真彦1、清水 大雅1 (1.東京農工大工)
キーワード:
表面プラズモン共鳴、匂いセンサ、嗅覚受容体
近年、匂いセンサのニーズが医療や食品品質管理等多方面で拡大している。嗅覚受容体は匂い分子を検出するための有望なアプローチであり、グラフェン FET との集積化によるノナン酸の特異的検出に関する報告等がなされている。一方、エバネセント波によって匂い分子の弱い結合の観測が期待される光センサについては報告例がない。本研究では、水溶液中で活性を示す嗅覚受容体の修飾を見据えた表面プラズモン共鳴(SPR)センサに関する設計・作製・評価を行ったので報告する。