講演情報

[9p-N324-18]プラズマ誘起欠陥の発生と修復 ~コンタクトホールアスペクト比の効果~

〇布村 正太1、菊池 拓哉2、鈴木 陽香2、豊田 浩孝2 (1.産総研、2.名大)

キーワード:

プラズマエッチング、高アスペクト比コンタクト、ダメージ

先端3D NANDフラッシュメモリの作製において、チャネルホールの加工に最先端のプラズマエッチング技術が投入されている。このエッチングでは、約10um厚の絶縁膜(酸化膜/窒化膜スタック)をφ100nm程度の間口で深堀し、アスペクト比100以上を実現する。エッチング中、ホール底部には高エネルギー粒子(正イオンやその中性化した粒子)とラジカルが到達し、底部の表面付近には被加工材の構造や組成が変化した変質層(反応層、ダメージ層や欠陥層とも呼ばれる)が形成される。この変質層は、エッチレートやマスク材との選択比、下地シリコンへのダメージの点で重要な役割を担うがその詳細は解明されていない。今回、この変質層の形成を欠陥発生の観点から調査したので報告する。