講演情報

[9p-N324-5]BN/Si構造における電荷捕獲領域の同定

〇小口 尚輝1、朝本 雄也1、野間 正男2、長谷川 繁彦3、山下 満4、占部 継一郎1、江利口 浩二1 (1.京大院工、2.神港精機、3.阪大産研、4.兵庫県立工技センター)

キーワード:

窒化ホウ素、プラズマ成膜、電荷捕獲

立方晶窒化ホウ素(c-BN)は優れた機械特性を有する.イオン衝撃を用いたc-BN膜作製手法では,基板との間に遷移層が形成される.c-BN膜構造設計においては,遷移層の理解,制御は必須である.本研究では,BN膜中のネットワーク構造上の欠陥を反映すると考えられる電荷の捕獲に着目した.
遷移層を含むBN膜の電気容量–電圧特性を解析した.フラットバンド電圧の膜厚依存性より,BN/Si構造の各界面における電荷捕獲領域の存在を明らかにした.