講演情報

[9p-N401-7]低速原子散乱分光法によるCoO薄膜の表面観察

〇譚 ゴオン1、福田 浩昭1、金子 健太2、松田 晃史2、梅澤 憲司1 (1.大阪公立大、2.東京科学大)

キーワード:

絶縁体表面、低速原子散乱分光法、トポタクティック相転移

真空紫外(VUV)光をCoO表面に照射することで、岩塩型CoOからスピネル型Co3O4へ結晶関係を保持したトポタクティック相変化が報告されてきた。本研究では、VUV光照射が及ぼすCoO薄膜の表面構造の変化を明らかにすることを目的にし、VUV光照射したCoO薄膜について低速原子散乱分光法を用いた表面観察を行った結果を報告する。電気的に中性な入射プローブである低速原子散乱分光法を利用することで、絶縁体の酸化物表面の観察を可能とした。