講演情報

[9p-N403-13]金属メタ構造を利用するフォトカソードの開発

〇福本 恵紀1、ピアテンコ エリザベス1、豊澤 剛2、久保 敦2 (1.高エネ研、2.筑波大物理)

キーワード:

フォトカソード、表面プラズモン、金属メタ構造

金属メタ構造が良いフォトカソードとなることを発見した。金属メタ構造は、近赤外光の光電場周期と共鳴し、自由電子の集団振動である表面プラズモンを励起する。表面プラズモンは局所的な表面電場を誘起し、これと光電効果と合わせることで、効率良く光電子が放出される。さらに、エネルギー幅が約40 meVと非常に狭いことが特徴であり、集束に適した電子線源と言える。