講演情報

[9p-P05-3]Si上Ge細線受光器の動作波長制御に向けたリセス構造の検討

〇(M2)宮坂 泰地1、Chombo Joshua1、Piedra-Lorenzana Jose A.1、飛沢 健1、藤方 潤一2、石川 靖彦1 (1.豊橋技科大、2.徳島大)

キーワード:

ゲルマニウムエピタキシャル層、格子ひずみ、リセス構造

シリコンフォトニクスにおいてGe受光器が利用されている。Si上Geエピタキシャル層には引張格子ひずみ(約0.2%)が存在する。直接遷移バンドギャップの縮小により,光吸収端が1550 nmから約1610 nmまで長波長化する。C帯およびL帯での受光効率向上に寄与している。一方,サブミクロンGe細線受光器ではGe細線の弾性変形による格子ひずみの緩和が起こり,受光効率が低下する。格子ひずみの緩和を防ぐリセス構造の検討を行ったので報告する。