講演情報
[14p-K506-1][第57回講演奨励賞受賞記念講演] 可視局在表面プラズモン特性を示す金属間化合物ナノ粒子の開拓
〇竹熊 晴香1,2、佐藤 良太1、飯田 健二3、寺西 利治1,2 (1.京大化研、2.京大院理、3.北大触媒科学研)
キーワード:
局在表面プラズモン共鳴、無機ナノ粒子、プラズモニクス
局在表面プラズモン共鳴(LSPR)の研究は、可視域にLSPRを示す11族元素を含むナノ粒子(NPs)がその大半を占めている。酸化物や窒化物によるLSPRも報告されつつあるが、その増強度や化学的安定性には改善の余地が大きい。本研究は、LSPRの新たな材料群として金属間化合物NPsを提案する。結晶構造と電子構造を制御することで、11族元素を含まず可視LSPRを示すCaF2型構造のPtIn2 NPsや、11族元素を含みながら紫外LSPRを示すCsCl型構造のAuCd NPsの合成に成功した。合金NPsは、従来材料の欠点を補うことも期待でき、LSPRの新たな地平を拓く、非常に特色のある研究であると考える。
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