講演情報
[15a-K204-5]電磁誘導による火山の比抵抗構造イメージングとモニタリング
〇小川 康雄1,2、石須 慶一3、北岡 紀広1、曾 國軒1、南 拓人4、Caldwell T. Gtant5、Kirkby Alison5 (1.東京科学大学、2.東北大学、3.九州大学、4.神戸大学、5.GNS Science)
キーワード:
電磁探査
電磁場による火山体の比抵抗イメージングのために、高精度に制御された人工信号源を用いた電磁探査システムを開発した。送信信号波形は、高精度に制御された8周波数のサイン波を合成した波形で、これを連続的に繰り返し送信する。受信機では、この信号による応答に加えて、background noiseが観測される。十分に長い受信時系列を解析することにり、周波数分解能を高め、信号成分のS/Nを向上させることができる。送信源としては、電流ダイポールを2方向に配置し、それぞれわずかに異なる周波数を同時に送信することによって、地下構造に関するテンソル応答関数を得ることができる。草津白根火山およびニュージーランド国インフェルノクレータにおける実験について紹介する。